オールハウスのひと インデックス

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オールハウスのひと 原田尚明

きっかけは一本のビデオから

大学生の時に、父の仕事を手伝って大工のアルバイトをしたのが私の"家づくりデビュー"です。最初から素材にこだわって、健康を意識した家づくりをしていたわけではありません。もちろん、いい家をつくりたいとは思っていましたが、いまほど自然素材にこだわってはいませんでした。

そんな私を変えたのは一本のビデオでした。それはシックハウス過敏症になった子どもの記録でした。ちょっとした刺激で呼吸困難に陥るため、その子は全く外に出ることができません。傷ついた肌も痛々しく、"家でこんなになるんだ"ということが、私にはものすごくショックでした。

もともと少し多感なところがあるのか、不幸な人や傷ついた人を見ると辛くなってしまうタイプ。ましてそれが家によって引き起こされるとなるとなおさらです。

それから私は自社で使っている素材を、徹底的に洗い直しはじめました。

オールハウスのオリジナル素材誕生

調べてみると、天然素材と言われているものでも、微量の化学物質を含んでいることがわかってきました。

たとえば漆喰。割れにくくするために、ほんの少しのアクリル系の樹脂を混ぜているところがほとんどです。それが基準値以下なら、成分表示は天然素材としても良いことになっています。

しかし私は納得できません。やり始めると徹底してこだわるのも私の性分。100%天然の漆喰をつくっているところはないものかと電話をかけまくり、どうも無さそうだとわかると、今度は『つくってもらえませんか』に路線変更。そしてついに、四国のある会社でオールハウスオリジナル漆喰をつくってもらうことに成功しました。

これからもオールハウスのオリジナル素材は増えていくことでしょう。納得できる素材がなければ、自分たちでつくるしかないのですから。

私たちのしていることは、焼け石に水と言われる類のことなのかもしれません。しかし、小さな雨だれが長い時間をかけて大きな岩を穿つように、いつかきっと気づいてもらえる日がやってくると、私は信じています。オールハウスにやって来られるお客様が、住環境について真剣に考え、よく勉強しておられるのを見ると、その思いはさらに強くなります。

まだまだ勉強中の私たちですが、健康な家づくりにかける思いは誰にも負けないつもりです。これからもオールハウスの家づくりを、厳しく、温かい目で見守っていただけたらと思います。

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